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一人暮らしの物件退去時によくある疑問を解決します!

 

大家さんにはいつ知らせればいいの?

一人暮らしのアパートなど、賃貸物件の契約書には解約通知書も併せて記載されています。

 

殆どのところは退去日の1ヶ月前までに解約通知書を貸主や不動産管理会社に送る必要があります。退去日が1ヶ月未満の場合ですと、退去日を過ぎてからも通知が受理されてから1ヶ月後までは支払わなければならなくなります。

 

貸主側とすれば少しでも家賃が欲しいところですので、交渉してもなかなか応じてはもらえないので、ムダなお金を払わないで済むようにしましょう。

 

電気、水道、ガスの停止の連絡は?

退去日の2~3日前までに連絡しておきましょう。ブレーカーのサイズダウンをしていたとしたらそれを戻しておくのも忘れずに。

 

あと注意することは寒冷地で冬に退去するときは、水道が閉栓するまでは電気は停止しないようにしましょう。水道管が破裂してしまうと契約日以内だと賠償を求められるかもしれません。

引っ越し後の清掃は必ずやらなければダメ?

結論から言うと必ずしもやる必要はありません。引っ越し日と退去日が同じ日の場合、荷物が出た後掃除するのって実はすごく忙しいです。前もって掃除をしておいても引っ越し当日に荷物を運び出した後の汚れなど掃除しきれていないのが目立ちます。

 

そのためにハウスクリーニング特約というのがあります。掃除してきれいにしても特約だからといって敷金から引かれてしまう悪名高い特約ですが、掃除をしないと開き直ってしまえば便利な契約ともいえます。

 

いつかは絶対くる退去日のために事前にやっておくべきことは?

退去日には現場引き渡しをするのですが、これは敷金を賭けた戦いでもあります。

 

大家さんの性格や不動産管理会社のシステムにもよるのでしょうが、パッと見てOKしてくれるところもあれば、壁紙や床などを念入りにチェックするところもあります。

 

問題は原状回復義務という判断基準が大家さんや不動産管理会社にあることです。立場的にこちらが弱いですから、とんでもない額を請求される可能性があります。なるべくつけこまれるようなことをしない方が賢明です。

 

入居時に床や壁紙などをチェックして写真撮影する。

 

不動産管理会社さんも完璧ではありませんし、悪徳な業者さんや大家さんですと修繕が必要なところも修理せずにわざと次の入居者に修繕費を請求するなんてことをするかもしれません。退去日に自分が壊したものじゃないのに修理費用を請求されるなんてことにならないようにしなくてはなりません。

 

そのためには、入居日に床や壁、窓枠などをチェックして劣化具合、キズ、カビなどがないかをチェックして日付入りで写真撮影しましょう。それを業者さんに送ることで情報の共有化をはかることができます。

 

また大きなキズやカビを修理せずに引き渡してきたとしたら、同じようなキズやカビを自分が発生させてしまってもそれをネタに値引き交渉することができます。

 

私が以前入居した部屋で結構大きな穴が開いている物件がありました。壁紙だけでなく下地まで傷がついていて修理を要求したのですが実施されなかったことがあります。

 

その部屋を出る引っ越しの時に壁紙に長いキズをつけてしまったのですが、例の大きい穴を修理していないことを引き合いに「お金だけとって修理しないのは詐欺じゃないですか?」など色々言って交渉し、結果12,000円の請求を6,000円まで値引きすることに成功しました。

 

タバコは外で吸う

 

タバコのヤニで壁紙が汚れていると確実に汚損と判断されて壁紙交換費用を敷金から引かれてしまいます。ただ長年蓄積したヤニを退去日前の掃除で落とそうとしても範囲は広いし時間はかかるしきれいには落ちません。

 

日頃からこまめに掃除をすることを心がけていても一人暮らしではそれもままならないのが現実だと思います。室内禁煙というのを絶対のルールにしてタバコは外で吸うようにしましょう。

 

壁に穴はあけない

 

画鋲程度の穴であれば、経年劣化として壁紙交換費用を請求されることはありませんが、釘穴・ネジ穴になると借主の負担にされます。壁紙は1uにつき約1,000円ですからそれだけみると費用はたいしたことはありません。

 

ただ下地ボードの張り替えまで必要と言われてしまうと金額は跳ね上がりますので釘やネジで穴をあけるのはやめておきましょう。

 

賃貸物件の中には画鋲も禁止としているところもあるようなので注意が必要です。

 

本棚などの角が壁に接触しないようにする

 

本棚やカラーボックスなどちょっとした拍子に動いてしまうと角が壁紙を傷つけてしまいます。

 

壁に接触させる家具については角にクッション材などを接着して壁に傷をつけないようにしましょう。

 

フローリングにはラグやカーペットを敷いてから家具を置く

 

ちょっとした傷ですと経年劣化として原状回復義務にはあたりませんが深い傷は入居者負担にあたります。

 

ただちょっとした傷と深い傷の判断基準がどこにあるのかは大家さんや不動産管理会社によって違いますし、それは引き渡し日なってみないとわからないというのが現実です。

 

となると最初からフローリングにはラグやカーペットなどを敷いて家具などで床に傷をつけないようにした方が安心です。

 

和室にはベッドを置かない

 

畳の上にベッドを置きますと、ベッドと人の重みで畳の表面が凹みます。畳の表替えが退去時の条件に入れられてしまっている場合は関係ないのですが、そうでない場合畳の表替えの費用を請求されてしまいます。

 

畳の表替えは1畳につき約6,000円と高額ですしベッドの足はいくつもの畳に跡が残ってしまうので注意が必要です。

 

ただこのとき、借主が負担するのは基本的には凹ませた部分の畳だけですので他の部分の畳まで請求に含まれていたらそれは過剰請求ですから交渉して削除してもらいましょう。

 

引っ越しの時は養生をしっかりと

 

「入居時に床や壁紙などをチェックして写真撮影する。」のところでも記載しましたが、引っ越しを業者さんに頼まず自分でやりました。

 

しかし大きい家具を運び出す際に壁紙に長い傷をつけてしまい壁紙貼り替え費用を請求されてしまったことがあります。

 

支払った金額は6,000円ですから引っ越し業者さんに頼むよりもまだ安くは済んでいるのですが、それでも余計なお金を取られたという思いがあり悔しい思いをしましたね。

 

大きい家具を運ぶときは壁紙に傷をつけないように段ボールや布団などでガードしましょう。

 

退去精算費用が高すぎるときはどうすればいい?

絶対にサインしない

まず認識しておいていただきたいことは退去精算費用に納得いかないときは絶対にサインしてはいけないということです。

 

退去精算にサインしないと家賃が発生するとかいろいろ脅されるかもしれませんが、退去精算と明け渡しは別の問題です。荷物をきちんと片付けて出て行けばそれで退去になります。

 

女性1人で立ち向かうのは非常に不安もあるでしょうから、家族や親族、友達に同席してもらえれば心強いと思います。

 

まずは話し合いをする。

国土交通省や東京都では退去時のトラブル回避のためにガイドラインを提示しています。

 

国土交通省が提示しているガイドライン
東京都が提示しているガイドライン

 

不動産管理会社や大家さんとガイドラインを元に話し合いをしてみましょう。こちらの言い分を100%呑むということはないでしょうが、多少なりとも譲歩してくれれば精算費用は安くなります。

少額訴訟を

落としどころが見つからなければ少額訴訟という手があります。

 

少額訴訟手続は少額の金銭の支払をめぐるトラブルを少ない費用で迅速に解決することを目的とした制度です。

 

民事訴訟のうち60万円以下の金銭の支払を求める訴えについて、原則として1回の審理で紛争解決を図る手続です。

 

第3者に入ってもらうことで和解の可能性もありますので活用するメリットは十分にあります。費用も印紙代+切手代で1万円以内にすむので負担も少なくてすみます。

 

民事調停をお願いする。

調停は、裁判のように勝ち負けを決めるのではなく、話し合いによりお互いが合意することで紛争の解決を図る手続きです。

 

調停ではポイントを絞って話し合いをしますので解決までの時間は比較的短くてすみます。通常調停が成立するまで2~3回の調停が開かれ調停成立した件の殆どが3ヶ月以内に解決しています。

 

まとめ

退去日への準備は入居日から始まっていますので新しい一人暮らしの生活に心躍らせる気持ちを落ち着かせつつ、退去日に備えて準備はしておきましょう。

 

退去日はある意味戦いですので、退去精算費用に納得いかなければサインしないようにくれぐれも注意してくださいね。

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